フェリマゾール猫用(Felimazole)2.5mg
フェリマゾール猫用(Felimazole)2.5mg
フェリマゾールは、猫用の甲状腺機能亢進症治療薬です。
甲状腺ホルモンによる過剰な新陳代謝を抑える薬です。
有効成分のチアマゾールは、甲状腺においてペルオキシダーゼ酵素を阻害することによって、甲状腺ホルモンの過剰な合成を抑えます。
服用はじめの頃は血液検査などによって副作用が表れていないか検査する必要があります。
薬によって症状が改善したとしても、これは薬によって病気の症状を抑えているだけであるため、服用をやめると再び病気が再発します。そのため、薬は飲み続けなければいけません。
長期間の服用を続けることにより、甲状腺の働きが正常に戻っているかどうかを確かめたうえで、ようやく薬を減量していきます。ここで、薬をやめられるかどうかを慎重に検討していきます。
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- 最初は、チアマゾールとして2.5mg(1錠)を、1日1回、2週間経口投与する。
- CBCおよび血小板、血清T4濃度などの検査をする。
- 臨床的な副作用が認められず、CBCおよび血小板に異常がなく血清T4濃度が2mcg/dL以上であれば、用量をチアマゾールとして2.5mg(1錠)を、1日2回へ増量して、2週間後に同様の検査を行う。
用量は2週間毎に1日2.5mg(1錠)ずつ増量して、血清T4濃度が1~2mcg/dLの間になるように調節する。
- 血清T4濃度が重度に上昇している症例で、かつ腎障害、腎不全の兆候が認められない場合は、チアマゾールとして5.0mg(2錠)を、1日2回、経口投与で開始する。
- 腎不全の兆候があるか疑わしい場合は、チアマゾールとして2.5mg(1錠)、1日2回、経口投与とする。
- 尿毒症が認められ明確な腎不全が認められる場合は、チアマゾールとして1.25mg(0.5錠)を、1日2回、経口投与とする。
- モニターは1~2週間後にT4、CBC、血小板、血液化学腎パラメータ、尿検査を行う。
- 用量は臨床症状、検査結果などに基づいて徐々に増量すること。
- モニターは、最初の3ヶ月間は2週間毎に行い、その後は3~6ヶ月毎に実施する。
錠剤を分割して投与する際は、下記商品のご利用を推奨いたします。
- 本剤は獣医師等の処方せん・指示により使用してください。
- 本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用してください。
- 本剤は定められた用法・用量を厳守してください。
- 使用後の容器は、地方公共団体条例等に従い処分してください。
- 本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分してください。
- 有効期限を過ぎたものは使用しないでください。
オーナー様の注意事項
- 誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診断を受けてください。
ペットへの注意事項
- 高齢の猫に投与する場合には、モニタリング間隔を短くするなど慎重に投与してください。
- 副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けてください。
- 胃腸障害、多発性関節炎、脱毛などの症状が現れる場合があります。
・チアマゾール
メーカー:デクラ リミテッド(Dechra Limited)
御購入及び詳しくは下記
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フェリマゾール猫用(Felimazole)2.5mg
フェリマゾール猫用(Felimazole)5mg
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